「地域と文化財の防災を考える」を開催いたしました。
2020年03月06日3月3日、当山文化財活用の一環として、「地域と文化財の防災を考える」と題し、講演会を行いました。
特に現在、国指定重要文化財「専称寺」および境域に関する防災工事を行っている関係で、今回のテーマは「防災」です。
東日本大震災・台風19号等、いわき市では度重なる災害が起きております。日頃より防災に関する意識を高めるとともに、文化財も地域の宝として、地域で守っていく必要があります。
そういった観点から、2名の防災のプロをお招きしてご講演をいただきました。
第一部は、宮城教育大学 准教授 防災教育研修機構「311いのちを守る教育研修機構」副機構長 小田隆史先生の講演です。
小田隆史先生のプロフィール
http://sendai2030.jp/%e7%b5%8c%e6%ad%b4/
先生は福島県いわき市の出身で、地理学を専門とし、学校防災、防災教育、都市問題、まちづくり等を研究。東日本大震災後は、復興支援や防災に関する調査研究に従事されております。
東日本大震災・令和元年の台風19号を受けて、今後の地域防災の意識を高める上で大切な要素を様々な角度からご教示いただきました。
第二部 株式会社ホンマ・アーキライフ
代表取締役 山田 繁男様の講演です。
ホンマ・アーキライフHP
http://www.thaa.co.jp/archi-life1.html
現在、専称寺は文化財保護の観点から専称寺境域や一連の国指定重要文化財の防災事業を進めております。設計監理者として携わっていただいている株式会社ホンマ・アーキライフ 全国各地で手掛けた文化財の防災事業の事例や専称寺で進めている防災事業をご説明いただきました。
コロナウイルス感染症等でイベント自粛要請のある中での開催となりましたが、10数名のご参加をいただき、誠にありがとうございました。