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8月1日防災システム説明会

2020年09月09日

8月1日
現在、当山では「重要文化財 専称寺本堂ほか2棟(建造物)防災施設等整備事業」を行っておりますが、
その一環である国指定重要文化財「専称寺本堂」他に対する防災システムが完成しました。

システム等を構築した業者様より、住職・専称寺総代、地元の消防団関係者に対する運用説明会が実施されました。

当山は兼務状態が約100年程続いており、東日本大震災後は管理人不在状態が続いております。
境内への侵入者を遠隔で監視したり、万が一火災が発生した際に遠隔で放水銃を起動させたりと、専称寺の現状に合わせた設計となっております。
また、地域の消防団や総代さんにもご協力いただき、地域で文化財を守る体制も構築しました。

首里城やノートルダム大聖堂の火災等、世界中の歴史的な建物が災害等で失っている昨今、文化財を様々な災害から守り、後世に繋いでいく施策は重要視されています。

当山も防災以外にも様々な課題がありますが、現存する文化財を後世に残せるよう防災意識を高めてまいります。