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東日本大震災

2011年04月15日

この度の東日本大震災におかれまして、

被災された皆様、現在も避難生活を余儀なくされている方、ご家族・ご親族を亡くされた方々へ

衷心よりお見舞い・お悔やみ申し上げます。

専称寺のあるいわき市も地震・津波・原発不安・風評被害と多重の被害に見舞われております。

一か月が過ぎ、原発不安が残るものの街に少し活気が戻り、これから復興に向かおうと腰を上げた矢先、

連日、震度6弱の余震に襲われました。

自然の驚異の前に、人間の無力さ、人間の驕りを感じずにはいられません。

仏教では、「諸行は無常である」と説かれています。

津波で瓦礫の山と化した海沿いの街

避難で人がいなくなり、色を失った街

私達の命、築き上げた生活、家族、家など、私達の取り巻く環境すべてが

無常であると目の当たりにした一カ月でした。

しかし、無常であるからこそ、

この状態がいつまでも続くわけではありません。

自然も私達もすべてはうつろいゆきます。

一歩一歩

無理をせず

少しずつ皆さんで

前へ進んでいきましょう。